投稿者: 山田章介 42才 (自称39歳) さすらいライター
サイトに慣れてきたこともあり、段々と大胆になってきているかもしれない。年上女性にも憧れがあるのだが、今回は同年代のけいこさんにコンタクトをとってみた。
慣れてくると、大体メッセージのやり取りでその人となりが見えるというか、分かるようになってきたかもしれない。会う前から素敵な人だと分かった。
けいこさんとは、有名ホテルのロビーで待ち合わせ。とても42歳とは思えないスタイルで、紅い口紅が似合うハーフの顔立ちが印象的だった。
私とは不釣り合い間違いないので、申し訳ない気がしたが、ここは男。紳士にエスコートしようと決めた。
まぁでも、出来ないものは出来ないから、やっぱりありのままの自分でいるしかないと、途中諦めた。
けいこさんは、そんな僕の気持ちも知らないで、終始笑顔で経済の話から趣味の話まで、いろんな話に応じてくれた。
気がついたら、僕は悩みとかも相談していた。あまりにも彼女に懐の大きさに、心地よい時間が過ぎ去り、終電が間近になっても「もう少し一緒に居たい」と子供のようにダダをこねてしまった。そんな僕をみかねてか、僕たちは夜の町をただ無駄に歩いた。そして歩き疲れたのもあって、結局一夜を共に過ごす事になる。今も彼女の声を思い出すと、ついこないだの事のように思うが、多分人生の中で一番忘れられない夜だったかもしれない。
けいこさんとは、その後何度か会ったのだけど、僕が半ば本気になってしまったのと、彼女の夫婦仲が戻った事が判って、結局終わりにした。
彼女みたいな人とは普通知り合う事すら出来ないと思うし、数回の事といえ、経験値が少ない僕の一生の中では忘れられない出会いだった。